スタジオワニのメンバーら

 大阪大工学部で建築を学ぶ学生9人が、石橋駅前公園にあるステージの改修に向け設計プロジェクトに取り組んでいる。地域住民や学生にとって使いやすく、石橋のシンボルとなるステージの完成を目指す。 

 プロジェクト始動は2018年10月。坂本樹さん(工・3年)がサークル活動で地域住民と関わる中で「学部生のうちに実際に建築や設計をやってみたい」と話したところ、石橋商店街にあるタローパン店主の堤洋一さんからステージ改修の提案があったという。

 坂本さんは同級生を募って「建築学生集団スタジオワニ」を結成した。専門知識をあまり持たない中、教授や建築家からアドバイスを得てプロジェクトを進めた。設計手順を調べ、公園内や周辺を調査し、地元住民から聞き取りを行った。結果をもとに立てたコンセプトは「石橋の十八番を建築する」。10月~2月までほぼ毎週ミーティングをし、設計案を練り上げた。現在は、阪大のシンボル、イチョウの葉をモチーフにした案と矩(さしがね)型をモチーフにした案を地域住民や池田市に提示し、意見を集めている。

 坂本さんは「石橋はやりたいことを積極的に応援してくれる場所。(ステージが完成したら)学生にもっとステージを使ってもらい、地域住民とつながるきっかけになれば」と話した。

【田中穂乃香】