大阪大は、全学共通教育科目の第1外国語の「実践英語」の枠組みでeラーニング授業を導入する。今年度の入学生から対象となり、1年次の秋~冬学期と2年次の春〜夏学期に開講予定。国際的に活躍できる人材の育成を目指す。eラーニング授業の履修は卒業要件の一つで、学生一人一人の自主的な学習が求められる。

 eラーニング授業では、パソコンなどからサーバー上の教材にアクセスして学習を進める。毎週3時間程度の自主学習を想定した内容で、学生自身が各自のライフスタイルに合わせて一定のペースで取り組むことが求められる。1年次秋~冬学期に開講される「実践英語(e-learning入門)」ではリスニング、文法・語法、リーディングの三要素を中心としたオンライン教材、2年次春~夏学期に開講される「実践英語(e-learning)」では学術的内容を題材にTOEFL-ITPのスコア向上につながるオンライン教材を提供する。

 受講者は、7月実施のプレイスメントテスト(レベル分けテスト)と12月実施のTOEFL-ITPのスコアを基に三つのコース(レベル)に分かれ、学習を進めることになる。 

世界で通用する英語力を

 阪大は今年度から全学共通教育科目のカリキュラムを再編。第1外国語の「実践英語」にeラーニング授業を導入したほか、「大学英語」にかえて、「総合英語」を導入するなど、授業内容や履修コマ数を大きく見直した。

「総合英語」では、個人やグループが英文資料の読解や聞き取り調査の結果を英語で発表しディスカッションする「プロジェクト発信型」、英語で学術的内容の講義を聴き、内容を踏まえた上でディスカッションや発表を行う「コンテント中心型」、会話力や論理的で説得力のある文章を執筆する力を習得する「パフォーマンスワークショップ」など5種類の授業を展開する。比較的少人数のクラスで充実した英語教育を提供することを目指す。

 マルチリンガル教育センターの担当教員は「eラーニング授業の導入で教員がより多くの時間と労力を対面授業(総合英語の授業)に割けるようになり、高度な英語教育を提供できるようになった。学生には、各教材や授業の特性を生かし国際的に通用する英語力を身に付けてほしい」と話す。

【田中穂乃香】