大阪大の入学式が2日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開かれた。学部生3426人、大学院生3000人の計6426人が新たなスタートを切った。

 式の初めには西原快人さん(理)と小松啓子さん(文学研究科)が宣誓。西原さんは「自らの可能性を探るために阪大に入学した。今日より(から)歩む道が険しくかたくとも、たゆまず学び続ける」と述べた。

 告辞で西尾章治郎総長は、1日に発表された新元号に触れながら、市民が作り上げ、地域に根ざした阪大の歴史を紹介。「フィルターバブル」という概念を説明しながら、ある情報に接したとき、さまざまな知識と感覚をもって正しいことは何かを見極めることが重要だと語った。大学生活について「(インターネット上にある情報ではなく)いまだ人類が見たこともないものを見るために、ここにいるのだ」と述べ、「皆さんがほほえみをたたえ、阪大のキャンパスを歩いている姿に出会えることを心から楽しみにしている」と締めくくった。

  理学部に入学した松本和海(なごみ)さんは「せっかく入学できたので、大学でしかできないことを経験して充実した4年間にしたい。将来は大学院で宇宙物理学を学びたい」と話した。

【児玉七海、写真は武田寛明】