大阪大は昨年10月、2021年度以降の入学者選抜方法の変更点を発表した。一般選抜では20年度に始まる大学入学共通テストの国語、数学、英語の受験を出願資格とする。英語では、共通テストで導入される民間試験での一定以上の成績も出願資格とすることを明らかにした。

 出願資格となるのは欧州言語共通参照枠「CEFR(セファール)」の指標で簡単な表現を使って日常的な会話ができる「A2」以上の言語能力。23年度までは大学入試センターが作問する共通テストも併せて課す。英語民間試験導入の理由について入試課の担当者は「入学後に必要な英語力を踏まえ、入学前に一定水準以上の4技能(読む・聞く・話す・書く)を身に付けてほしい」とする。

 一方で学内から「受験の機会を狭めることのないよう配慮すべき」といった意見があがったことを受け、特別な事情などで英語民間試験を受験できない場合の対応を検討している。

 共通テストは現行のセンター試験に代わる試験制度で、国語と数学で記述式問題が導入される予定。英語民間試験導入をめぐっては国立大の間で対応が分かれる。

【田中穂乃香】