講演する小山正平助教

 サイエンスカフェ・オンザエッジ@中之島祭「脳腫瘍と免疫細胞の意外な関係~骨髄から出られないリンパ球~」が12月9日、吹田キャンパス医学部講義棟1階A講堂で開催された。医学部が主体となり開いている中之島祭の一環として行われ、約70人が参加した。

 サイエンスカフェ・オンザエッジは、阪大の免疫学や関連分野の研究者が最先端の研究内容を分かりやすく解説するセミナー。今回は小山正平・医学系研究科助教(呼吸器・免疫内科学)が、2018年に本庶佑・京都大特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞したことで注目されているがんの免疫療法について講演した。

 小山助教は免疫細胞の研究の歴史に触れた後、脳腫瘍の患者は免疫細胞(T細胞)が骨髄にとどまってしまうため血液中へ出ていかず、機能できないことを示した。また高校生に向けて「医学部は単純に医者を育てる場所ではなく、生命に関わる色々な科学を学ぶ場所。生命科学の謎を一緒に解こう」と呼び掛けた。参加者はメモを取りながら熱心に聴いていた。

【児玉七海】