ランウェイに登場するモデル(撮影=児玉七海)

 学生団体FtoSは4日、大講義室でファッションショーと展示会を開いた。テーマは「sustainable」。衣装は、同団体が普段行っている服のリメイク事業の一環として、古着を用い「過去」「現在」「未来」をイメージしてデザインした。衣装作りについて代表の植田壮大郎さん(経・3年)は、「『染め』に苦労した」と話す。モデルから集めた服が思うような色に染まらず、試行錯誤したという。藍染など、染料は環境に配慮したものを使い、ショーを彩った。

 同団体は「若者のファストファッションからスローファッションへの意識の変革」を理念に、2017年から活動。ファストファッションは、流行を取り入れた服を短い期間で大量生産するブランドや業態のことで、良質な服を長く着るスローファッションへの移行を目指す。植田さんは「自分たちの活動をきっかけに服を好きになってもらえれば」と語った。

 【児玉七海、写真も】