飛行機の翼を加工する藪野惣祐さん(左)と武本侑己さん(撮影=山本秀明)

 飛行機制作研究会albatross(アルバトロス)が、7月29日に開催される「第41回鳥人間コンテスト2018」の人力プロペラ機部門への出場を決めた。アルバトロスが鳥人間コンテストに出場するのは9回目。

 今年制作している機体は両翼32メートル、重量42キロで、愛称は「飛凪(ひな)」。愛称は部員の投票で決めたという。前年の6月ごろから機体の設計を始め、機体を制作してテストフライトを繰り返す。

 鳥人間コンテストに出る飛行機の多くには尾翼が付いているが、アルバトロスは設立当初から尾翼を付けない方針を貫く。今年のチームもすんなり無尾翼の機体に決めたという。無尾翼の機体では尾翼が果たす役割を他のパーツで補うため、尾翼がある機体に比べ重くなるが、アルバトロス代表の藪野(やぶの)惣祐さん(工・3年)は「無尾翼はロマン」と目を輝かせる。

 アルバトロスの活動場所は吹田キャンパスの一角にあるガレージ。寒い冬には接着剤がなかなか固まらず、ドライヤーで温めながら作業を続けることもあったという。

 アルバトロスとしての最長飛行距離の公式記録は532メートル。藪野さんは「まずは1キロを越えたい」と話す。パイロットを務める武本侑己(たくみ)さん(工・3年)は「(位置エネルギーを速さに変えなければいけない)発進直後が鬼門。そこで落ちないようにしたい」と意気込んだ。

 【山本秀明、写真も】