本部事務機構棟アーチ部分のツタ育成の完成予想イラスト(提供=施設部企画課施設計画係)

 大阪大の本部事務機構棟(吹田キャンパス)で昨年2月から、建物の外壁にツタをはわせる計画が進められている。計画を進めるサステイナブルキャンパスオフィスの吉岡聡司准教授は、キャンパス全体の景観を美化する取り組みの一つとして、今回の計画に期待を寄せる。

 ツタの育成が行われているのは、レンガ調の本部事務機構棟南側のアーチ部分。計画を発案したのは西尾章治郎総長だという。

 緑地が約3割を占める豊中キャンパスと吹田キャンパスだが、建物の緑化は豊中キャンパスの学生交流棟、総合図書館の書庫棟などを除き、まだ進んでいない。阪大の経済事情は厳しく、キャンパス整備に投じられる資金は決して多くないという。そのような中でも大学の環境をより良くするために「何ができるかは常に考えている」と吉岡准教授は話す。

 昨年ヘデラとナツヅタ、フユヅタの3種類のツタを植えて成長を待ったが、この1年で昨年植えたツタは8割以上枯れてしまった。吉岡准教授は「植物のことだからその通りになってくれるとは全く限らない」と振り返る。1、2年では育成は完了せず、完成予想イラストのようになるまでに何年かかるか正確には分からないという。この春から、ツタの育成に再挑戦する。

 【長砂太賀】

◆おわびと訂正

 2018年3・4月号の8面「大学本部アーチにツタ」の記事で、「吉岡聡司教授」としていましたが、「吉岡聡司准教授」の誤りでした。訂正しておわびいたします。

 【大阪大学POST通信社】