前身である大阪外大管弦楽団は、大学合併の際、阪大にもともとあった阪大オケとの統合はせずに「外大オケとしての伝統を守りたい」と、学部公認のサークルとして残ることを選んだ。しかし、大学公認ではないために、大学からの予算が下りて来ない。また、練習場所を使える時間も合併前は夜10時までだったのが、阪大学生部によって8時に変更されてしまったという。大学公認を目指して、資金集めなどを行い大学側に働きかけをしているが、なかなか動いてもらえないというのが実情らしい。

また、1年生が豊中キャンパスで授業を受けるために、箕面キャンパスで練習を行うのは移動が困難という事情もあって、なかなか部員が集まらない。どのパートも慢性的な人手不足で、演奏会もOB、OGや阪大オケからのエキストラの力を借りて行わざるを得ない状況だ。

しかし、そんな中でも部員たちは演奏会に向けて日々練習に励み、できる限りいい演奏を行うべく努力している。6月30日には箕面市メイプルホールでサマーコンサートを行う予定で、現在練習が大詰めを迎えている。

課外活動を管理する学生センターに取材したところ、「基本的に大学は一種類の活動に対し複数の公認を行うことはない」とのことだった。しかし、活動内容に明確な違いを見い出せたり、理屈では説明できない感情的な部分があったりと、そのあたりの情状は考慮する用意がある、との答えも得られた。相応の働きかけがあれば、柔軟に対応する姿勢を取っていくという。

取材をして分かったのは、双方の公認に対する認識に隔たりがあるということだ。外語オケに限らず、大学公認を目指す、あるいは待遇改善を望む団体は、まずどんな働きかけを行えば大学側が動いてくれるのかを把握する努力をすることが、現状打開に向けての足がかりとなるかもしれない。