小宮山氏は、人類全体が「モノ」や「寿命」といった豊かさを得た後に出現する社会を「プラチナ社会」と定義し、その実現にはイノベーションによる社会全般の改革が不可欠だと述べた。そのため、幾多の困難をイノベーションによって乗りこえてきた歴史を持つ日本は、プラチナ社会を実現できるポテンシャルを十分に備えているという。

小宮山氏は時おりのジョークで聴衆を沸かせつつ持論を展開し、予定された講演時間を思わず延長して熱弁を振るった。主な参加者は大学関係者や企業人だったが、中には熱心に講演内容をメモする学生も見られた。


他にも2つの講演とパネルディスカッションが行われ、その中では東日本大震災後のエネルギー問題にも話が及んだ。シンポジウムに参加した男子学生(法学研究科・1年)は、「日本がどのような形で世界に先駆けるかを聞けてよかった」と感想を語った。