総合博物館では、創立10周年記念として第5回特別展「巨大ワニと恐竜の世界 ―巨大爬虫類23千万年の攻防―」が47日から開催されている。今回のレクチャーはその特別展の一環として、阪大で発掘されたマチカネワニが生息した恐竜時代の日本に焦点を当てたものだった。久保田学芸員は90分に渡るレクチャー内で、日本の恐竜研究に関する情報を豊富に語った。


日本ではワニの化石が数回発見されているが、どれも断片的なもので研究はなかなか進んでいない。また最近の恐竜研究では、客観的なデータに基づいて恐竜の「家系図」を作成する「分岐分類学」という試みがなされているという。久保田学芸員は「生命は自らの生き残りをかけて攻防を続けてきた」と、締めくくった。レクチャーに参加した一般の女性は「恐竜には普段から興味を持っているが、今回は特に最新の情報を聞くことが出来てよかった」と、感想を述べた。


一方、特別展では、大阪初公開の標本を含め巨大ワニや恐竜の化石など約
50点が展示されており、古代の生存競争の壮絶さを垣間見ることができる。総合博物館の上田貴洋教授は「形を変えながらも絶滅した恐竜と現代まで生き残ったワニの違いを比べてみてほしい」と見どころを語った。

 

 特別展は630日まで。日曜祝日を除いて午前1030分から午後5時まで開催されている。