営業を終了する「宙」が入る学生交流棟(撮影=前山幸一)

 大阪大の学生交流棟(豊中キャンパス)1階にあるカフェ&レストラン「宙」が営業を終え、4月初旬、新たに生協の食堂となる予定であることが分かった。併せて呼び名も変わる。大阪王将などのテナント部分も、全て生協食堂として生まれ変わる予定だ。宙は20日で営業を終了する方針。

 阪大生協によると、新食堂のメニューはまだ確定していない。一方、現在宙では使えない生協ICカードとミールプランは、今後使えるようになるという。学生交流棟で生協が食堂を運営するのは初めて。

 これまで宙は、日米クックが運営してきた。阪大教育・学生支援部によると、運営事業者の交代は2017年度末で契約期間が満了するため。

 宙は現在約470席。席数が変わらなければ、新食堂は、豊中キャンパスにある生協の食堂として最大の席数となる見通し。生協の担当者は「お昼の食堂の混雑がよくなる(改善される)のではと期待している」としている。

◆食堂の呼び名 応募400件越え

 阪大生協では、生協学生委員会(GI)てんぽ♪局を中心に12月14~22日にかけ新食堂の呼び名を募集した。新食堂の場所や「宙」という現在の名称にちなんだものなど、418件の応募があったという。

 1月中に選定作業を進め、2月以降結果を公表する予定。新名称に採用された投稿者には、ICカードチャージ1万円分か1万円相当のソファが贈られる。

 【前山幸一】