ベトナム語語劇

 外国語学部の学生が専攻の言語で演劇を披露する「語劇祭2017」が25、26日の2日間、箕面キャンパスであった。ドイツ語やスワヒリ語など16の専攻語が参加し、学生自ら監督した個性的な劇で会場を盛り上げた。

 語劇祭は大阪外国語大時代から続く伝統ある行事。観覧は無料で、ステージ両脇のスクリーンで日本語字幕を見ることができる。

 26日に上演したベトナム語専攻は、民間伝承「海上の神殿」を約60人の観客に披露した。貧しいが誠実な書生が試験に合格するため、願いが何でもかなうという神殿を目指す物語。学生らは民族衣装のアオザイを身に付けたり、伝統楽器の横笛「サオチュック」を演奏したりしてベトナムらしさを演出した。中盤から書生を演じた今村倫太郎さん(外・2年)は、「10月から練習を始めた。ベトナム語のせりふと演技の両方をこなすのが大変だった」と振り返った。

 26日の語劇祭の最後には、ロシア語専攻の学生ら4人がソ連時代の映画音楽や現代ロシアンポップを熱唱した。4人はこれまで在大阪ロシア総領事館のイベントでもコンサートを開いたことがあり、テンポの速いロシア語の曲を流ちょうに歌い上げた。

 開催中の運営を担当した実行委員会委員長の志智太郎さん(外・5年)は、「大阪外大の卒業生から声を掛けられたり、劇を終えた学生の晴れやかな表情を見たりしたことが本当にうれしかった」とやりがいを語った。

 【嶋田敬史】