前輪を使ってパスをつなぐ部員(豊中キャンパスの体育館で 撮影=新拓也)

 大阪大サイクリング部サイクルサッカー班は、関西では5大学にしかない、珍しい競技の部活動だ。阪大は今年の春季関西大学対抗リーグ戦で優勝。現在は6月下旬に行われた関西インカレを終え、11月の全日本インカレでの優勝に向けて練習を積んでいる。

 サイクルサッカーは、競技用の自転車に乗りながら足の代わりに前輪でボールを運び、シュートを決める競技。試合は1チーム2人で行われ、時間は7分ハーフ。競技中は床に足を着かない。

 練習場所の体育館には、車輪の弾む鈍い音が響く。選手らは器用に車体を操り、浮かせた前輪を使ってボールを弾き出す。

 競技用の自転車はブレーキがなく、チェーンと車輪が一体のため、後ろにこいで進むこともできる。特殊な構造の自転車で初心者がする練習は、自転車に乗ってバランスを取ることだという。新入部員の浦元大雅さん(工・1年)は「落車や、ボールが飛んでくる恐怖心に打ち勝つことがまず大事」と話す。

 サイクルサッカー班は今春新入部員を2人迎え、現在は9人で活動している。主将の土井惇司さん(理・3年)は「全員が一から始める競技なので入部しやすい。サッカーや自転車競技の経験は必要ない」と説明した。少数精鋭で頂点を目指す。

【新拓也】