大阪大は3月31日、収賄・背任の容疑で逮捕・起訴された工学研究科の教授、倉本洋被告を懲戒解雇したと発表した。処分は3月30日付。

 阪大が公表した資料によると、倉本被告は東亜建設工業や飛島建設など計4社に関連する収賄・背任の容疑で起訴された。大学は「自らの私利私欲のために、大学の社会的信用さえも失墜させかねない今回のような事態を発生せしめたことは誠に言語道断」とした上で、倉本被告を阪大教職員就業規則により懲戒解雇とした。

 学内調査によると、起訴対象となった4社との共同研究以外にも、大学の定めによらない形で実施された共同研究が3社との間で存在したとのこと。大学の定めにのっとって共同研究契約を結んでいれば倉本被告が受け取っている共同研究経費は、共同研究料に相当するもので、本来大学の収入とすべきものだという。大学は計3495万9753円の返還を求めるとしている。

 西尾章治郎総長は「このたび本学教員が、収賄及び背任容疑で逮捕・起訴されるという事態が発生し、関係の皆様には多大なご迷惑・ご心配をお掛けすることとなった。心よりおわび申しあげる」などとするコメントを発表した。