「高校の授業は実験など物理を肌で触れる機会が少ない」と実行委員長を務める阪口篤志准教授(理学研究科)話す。そこでこのSAP2010では「最先端の物理を高校生に」というテーマのもとプログラムが組まれた。「(プログラムを)全部修了すると自然のことがわかるようになる」と坂口准教授。

 初日であるこの日はマクロやミクロの世界がウロボロスの蛇(蛇が自分の尻尾を食べている図で循環性を表す)に例えられ、実際に写真を使いながら宇宙と微小な世界の連続性についての講義が行われた。また、休憩時間では「コーヒーブレイク」と題して身近な物理現象を体感できるコーナーも設置された。高校生にお菓子屋お茶を飲みながら気楽に楽しく物理の世界に触れてもらうのが狙いだ。
 イベントに参加した高校生の広瀬絵里加さんは[高校ではできない体験ができ、おもしろかった」と話した。
 残りのプログラムでは講義の他、吹田キャンパスの研究施設見学なども行われるという。
 
○阪大生もスタッフとして参加
 SAP2010には阪大生も学生スタッフとして参加している。当日は理学部から10人ほどの学生がコーヒーブレイクの時間に高校生の補助などを行った。兒玉(こだま)拓也さん(理・2年)は器に入れた水の表面を共振動で変化させる実験を受持ち、高校生相手に身振りを交え実験のやり方や現象の仕組みなどを説明。「(高校生に)物理を好きになってもらえたら」と話した。