複数のイノシシの出没が確認され、1年以上にわたって立ち入り禁止措置が続く待兼山。2016年4月以降、イノシシは1頭も捕獲されず、遊歩道を含む待兼山の立ち入り禁止が解除されるめどは立たないままだ。

 立ち入り禁止が始まったのは15年12月25日。現在のところイノシシによる人への被害は確認されていないが、当面措置を続けるという。

 「おり」や「足くくりわな」などの設置は続けているものの、臆病な性格のイノシシは人の気配が残っている所には近づいて来ないため、捕獲には時間がかかる。大阪大安全衛生管理部の職員は16年度だけでも、熊本や長野、高松でイノシシとの遭遇による被害が出ていることを踏まえ「職員、学生、一般の人の安全が第一。イノシシが捕まったら解除できるが、捕まらないので(解除は)難しい」と話す。

 イノシシは、冬が近づくと餌を求めて歩き回ることが増える。職員は「見掛けたら背中を見せないようにゆっくりと後ずさりして、その場を離れてほしい。ウリ坊にも、かわいいからといって近づいたり餌をあげたりしないで」と注意を促した。また、見つけた際には安全衛生管理部まで連絡するように呼び掛ける。