犠牲者が8万人を上回ると見られている四川大地震。中国人留学生の学友会を中心とした学生らが、5月18日から25日までの間の5日間、募金活動を行っ た。場所は阪大の3つのキャンパスや阪急北千里駅、千里中央駅、JR大阪駅。大声で募金を呼びかける懸命な姿に、多くの人が足を止めた。

   犠牲者 6万9181人、負傷者37万4171人(6月24日現在)という大きな被害を出した四川大地震。「インターネットのニュースで知って、あまりに大きな地 震だったので驚いた」と朱嬋●さん(●は王へんに月)。朱さんは箕面キャンパスの募金活動の中心となり、4日間、活動を行った。

   「世界中の華人 (中国人)がボランティアや募金を行っている。自分たちも何かしなければと思った」(朱さん)。今回の募金活動の中心になったのは、阪大の中国人留学生の 学友会。だが、多くの中国人留学生が自発的に参加してきたという。阪大の各キャンパスでは連日10人前後が、北千里、JR大阪駅などでの活動には30人か ら40人が参加、募金を呼びかけた。

   計5日間の活動で集まった総額は約350万円(5月27日集計時点)。中国領事館を通じて中国教育部(日本の文科省に相当)に送られ、子どもたちの教育に充てられる。

   「(被災した人たちに)がんばってください、と伝えたい。決して一人ではない。みんな一緒にいるから」と朱さん。思いが込められた支援の手が、国境を越えて、被災地に差し伸べられている。