江戸時代の蘭学者、緒方洪庵が開いた適塾の研究で知られる大阪大名誉教授の梅溪昇(うめたに・のぼる)氏が18日、肺炎のため死去した。95歳。兵庫県尼崎市生まれ。葬儀・告別式は22日正午から東京都小金井市梶野町5の8の29、多摩式典小金井会館で行われる。喪主は長男巌(いわお)氏。

 1921年生まれ。大阪大の前身の一つである旧制浪速高、京都帝国大(現・京都大)卒。戦後、高等学校教諭を経て53年大阪大文学部助教授に就任。文学部長などを歴任した。適塾記念会理事も務め、大阪大の源流、適塾の保存にも尽力。明治政治史などで多数の著作を発表し学界で指導的役割を担った。

 95年勲二等瑞宝章、96年に大阪文化賞を受賞した。