2015年11月、大阪大の受験説明会で阪大発のマスクが受験志望者に配布された。「大阪大学がめっちゃがんばる人を応援する勝負マスク カテプロテクター」と名付けられたマスクは、株式会社プロテクティアと大阪大産業科学研究所が共同開発したもの。広報課から、研究を実用化させた成功例としてマスクを宣伝に用いる案が挙がったことがきっかけになった。

 マスクに配合されている新カテキンの研究を行っているのは、産業科学研究所の開發(かいはつ)邦宏特任准教授のグループ。天然カテキンと脂肪酸を結合させた従来初の技術「CateProtect」には、多様なウイルスを不活性化させる効果がある。

 また、研究の実用化という点においても注目が集まる勝負マスク。開發特任准教授は若手の研究者らに対し、「実用化研究を進めると基礎研究に手が回らなくなると危惧を抱く人もいるが、実用化を達成するための基礎研究の必要性は大変高いので、どんどんチャレンジしてほしい」と話す。

 今後は勝負マスクを阪大の教職員に向けて配布していく。また、一般の受験生やビジネスマンなど「ここ一番の場面を控えている人」に向けて販売していくことも構想されている。忙しい毎日を過ごす現代人にとって、阪大の勝負マスクが心強い味方になるだろう。

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http://www.protectea.co.jp/