浅田稔教授(大阪大工学研究科)がNPO法人ダ・ヴィンチミュージアムネットワークと、レオナルド・ダ・ヴィンチのアンドロイドを開発した。浅田教授が理事長のダ・ヴィンチミュージアムネットワークは、過去6年間、毎年ミラノのダ・ヴィンチ博物館のガリ館長を招き、講演や工作教室などを開催している。その活動の集大成として、ダ・ヴィンチのアンドロイドの製作を決定したという。子どもたちに科学技術をわかりやすく伝えていく、アウトリーチ活動の一環だ。

 製作にあたって議論を繰り返したのは、「どういうダ・ヴィンチを作るか」。ダ・ヴィンチは既に亡くなった人物。日本では老人のイメージが強いが、イタリアでは若い人物像が主流といったように、思い浮かべるダ・ヴィンチは人や国によってもさまざまだ。今回は日本で製作・展示することもあり、老人のダ・ヴィンチのイメージにしたという。

 今後について浅田教授は「もし資金が集まればの話だが、年齢などを変えたさまざまなバリエーションのダ・ヴィンチを作ってみたい」。また、今回製作されたのは、顔の表情を変えることができ、首から上が動かせるアンドロイドだが、「手足も動作させてみたい」と意欲的に話した。

 ダ・ヴィンチのアンドロイドは、現在イタリアのミラノ万博で展示されている。梅田グランフロントでも、12月23日から2月14日まで展示される予定だ。