短歌界の新星が、阪大から現れた。大阪大学短歌会に所属する鈴木加成太(かなた)さん(文・4年、筆名)が、権威ある賞として知られる第61回角川短歌賞を「革靴とスニーカー」(50首)で受賞した。「ほっとした」と鈴木さんは話す。角川短歌賞に応募したのは今回で4回目だったという。

 受賞作品のテーマは「就活するか院に残るか」。「革靴とスニーカー」という題は、まさにそのテーマを表している。「かなり就活で疲れていた」と鈴木さん。

 今後は「絵や写真など、他のジャンルの人と何かやれたら」と話す。「こんな遊び方や切り取り方があるのか、と短歌とは違った魅力が影響を与えてくれるし、自分の表現が独り善がりにならずに済む」と語った。

 受賞作品と選考経過は、10月24日発売の角川『短歌』11月号に掲載される。