9日、阪大坂で全長30メートルにもわたるそうめん流しが行われた。企画したのは、経済学部で仕掛学を研究する松村真宏准教授とゼミ生らだ。イベントに参加した人の中には、阪大生だけではなく、地域住人や遠くから来た人々の姿もあった。日本人にとって夏の風物詩といえるそうめん流しは、来る人々の心に清涼を与えた。

 そうめん流しは夕方の1時間ほどの時間で行われた。集まった人の数は約79人。来た人の中には、そうめん流しを体験したのはこれが初めてという人も多い。三輪小夏さん(外語・2年)もその1人で、「坂を利用していて阪大らしさを感じる」、「夏らしさがあって良い」とそうめん流しに大満足した様子だった。堺から来ていたある家族は、Twitterで阪大坂そうめん流しのことを偶然知って行くことにしたという。子供と共に来ていたその母親は「子供が喜んでくれているのが何よりもうれしい」と話してくれた。

 そうめん流しの準備は当日の朝から始まった。酷暑の中で、運営の学生らは汗だくになりながらも、竹の伐採や運搬、そして組み立てを行った。完成間近、竹にうまく水が流れないなどさまざまなアクシデントも起こった。それだけに、ようやく竹に水が流れた時の学生らの感慨もひとしおだった。今回の企画を主導した松村准教授も、そうめん流しの成功に大きな達成感を感じていた。松村准教授は「失敗をたくさんした方がその分学びも多い。継続することがカギ」と話す。今回の企画が学生と地域の人々との交流を促進し、阪大坂の新たなランドマークになってほしいとの思いを胸に、来年も阪大坂でのそうめん流しに挑戦する意気込みだ。

そうめん2
そうめん流しのため、竹を切る参加者と松村准教授(右)
竹を割る参加者
竹割りに挑戦する参加者