“O+PUS”(オーパス)をご存じだろうか? 阪大生ならば、その名前は知らずとも、実物を目にしたことはあるだろう。図書館や学食、バス停前などキャンパス内に設置されている大型ディスプレイのことだ。では、O+PUSの映像を撮っている「人」のことは?

 OUT+V (アウトブイ)という団体がある。企画から撮影、編集まで全てを学生が担い、映像を制作している。

 「O+PUSに学生が作ったコンテンツを流したい」。そうウェブデザインユニット(現:クリエイティブユニット)に一人の女子学生が直談判し結成されたのが、OUT+Vだという。当時のO+PUSには、学生が主体となったコンテンツはまだ存在しなかったそうだ。

 これまでは、クリエイティブユニット公認団体として活動。そして、去年の11月に、晴れて大学の公認団体となった。

 現在、総勢20人弱。「仲がとてもいい。兄弟って感じ」と中野聡美さん(3年)は言う。「映像作品として、みんなで協力し合って作っている。みんなで団結して一つに向かっていく感じ」。

 彼らの作る映像には様々な工夫が凝らされている。O+PUSは設置場所によっては音声が流せないため、字幕をつけたり、ふらっと立ち寄って気軽に見られるよう合間合間で切れるような構成にしていたり。「そもそもO+PUSの設置理念は、学生・キャンパス・教員をつなぐというもの。一部だけに共有されるのではなくて、学生はもちろん、大学に向けて発信し全体に興味がわくようなものを」と言う。今ではOUT+Vが制作したコンテンツは大阪大学公式YouTubeチャンネルにも提供されており(https://www.youtube.com/user/osakaunivofficial)、社会に向けて大阪大学の面白さを伝える役割も担っている。

 今後の活動について尋ねると、「O+PUSをもっと身近に感じてほしい。たくさんの人を取材して、『あっ友達が映ってる!』の感覚をみんなに味わってもらえたら」。さらには、「阪大の学内テレビ局を目指す」とも。 普段何気なく、見ているあの映像。そこには、小さな団体の大きな希望が込められている−−−−