1年ぶりのヒンディー語劇神戸公演
「全力を尽くした」と笑顔
 ヒンディー語劇団による神戸公演『Dil Ki Dukaan(心臓の店)』が2月9日、三宮のインディアン・ソーシャル・ソサエティで行われた。会場には学生、ОB・ОGのほかに関西各地から多くのインド人やヒンディー語話者が訪れ、劇を楽しんだ。
【2月9日 大阪外大新聞=UNN】
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【写真】1年ぶりの神戸公演は成功を収めた(2月9日・インディアン・ソーシャル・ソサエティで 撮影=松本航)

 今回ヒンディー語劇団が演じた題名の『Dil Ki Dukaan(心臓の店)』とは、劇中で医師ディーピカーが営む店の名前。ディーピカーは「心臟(心)を手術し、理想的なものに替えることで、人々を幸せにする」という生きがいを持つ。物語はインドの首都、デリーに住むディーピカーと二組の夫婦を主軸に進む。ある日、ドケチな夫に悩む妻と鬼嫁にうんざりした夫が、それぞれのパートナーの手術の頼みに「Dil Ki Dukaan」にやって来る。ディーピカーは2人の心臓を願い通りの心臓に替えたが、依頼者はパートナーの性格が全くの別人のようになったことに戸惑い、ディーピカーに「まだ前のほうがよかった。前に戻してほしい」と嘆く。夫婦を幸せにするつもりで行った手術で、かえって不幸にしてしまったことによって、ディーピカーは自らの生きがいは正しいのか悩む。
 ディーピカーを演じた松丸由梨さん(ヒンディー語・1年)は「楽しめた。楽しみにしている人がいることがわかったから、これからも続けていきたい」と感想を述べた。
 劇を観たManivannan Naiduさんは「今回初めて観たがすてきだった。みんな真面目に取り組んで来たことが伝わってきた」と満足した表情で話した。
 メンバーの留学などに伴い、今回の神戸公演が、このメンバーで行う最後の舞台となる。団長を務めた江藤紅葉さん(ヒンディー語・3年)は「全力を尽くした。舞台裏で観客の人の大爆笑を聞いているのが特に楽しかった」と笑顔で話した。【松本航】