
「自己満足で終わっている」。
前回の展示会で鑑賞者から辛辣な意見が寄せられた。部員らはこの意見を真摯に受け止め、話し合いで、部員以外の学生が撮影した写真を展示することで問題解決を図った。一般から写真を公募し、集まった約300枚全てをスライドショーにして「My
precious」を完成させた。
「応募して下さった方も、人前にでるからにはと意気込んで良い写真を送ってくださった」と部長の岡本友章さん(3年・英語学科)は笑う。スライドショーでは、旅行先での風景写真や愛犬の写真など、千態万状の写真がスクリーンに投影された。「今回のアンケートで好評なら次回からも続けていきたい」と岡村さん。
さらに、部員らは空間設計にも尽力した。カラー写真のみを展示した教室では、照明を明るくし、ポップスを流した。照明を暗くした1室では、ジャズを流し、モノクロ写真を展示するなど、瀟洒なレイアウトを2週間かけて構成した。部員個人も趣向を凝らし、写真の横に小説から引用した文章を添えるなど、表現方法は様々だ。「展示会は、写真の技術よりも、これはいいというの を見せる機会。人それぞれ表現したいのはばらばら。好き勝手やってます」と岡村さん。鑑賞を終えた上田絵理奈さん(1年・英語学科)は「Tシャツにプリントしてあったら思わず買ってしまいそうな写真ばかり」と話した。
大阪外大写真部は既に阪大写真部との合併を決めている。来年度4月からは活動も一元化する。岡村さんは「間谷祭では、地元住民の方々にも写真を見に来てもらっていたので、なくなるのは寂しい。これで(箕面キャンパスでの展示は)最後になるかはわからないが、急に寂しくなってきた」と寂寥感を語った。
【中村 翔】