
今年も入試説明会や、留学や就職についての説明会、各専攻企画などが行われた。
入試説明会では、大学・学科の概要や、07年度入試に関する説明があった。また、07年10月の統合が実現した場合、「統合後」である08年度の入試についても言及がされている。大学は「募集の仕方は決まっていない」としながらも、科目数をホームページで公表していることなどを話した。
A棟での各専攻・専攻語の企画では、在学生による民族衣装を着ての文化紹介や、専攻語の文字を実際に書く企画など、工夫を凝らしたものが行われた。中庭では民族料理の模擬店や、モンゴル語科のゲルが建ち並び、「外大らしさ」をみせた。大学生会館で行われた在学生徒との交流会では、受験勉強や大学生活について熱心に質問する姿が見られた。
外大を希望するある受験生は「希望する専攻についての話が聞け、外大に入りたい気持ちが一層強くなった」と話している。また阪大との統合に関しては「外国語大という専門性に魅力を感じているので、統合は残念」という声や、「統合したら、受けられる授業の幅が増えていい」など様々だった。しかし、「統合するとカリキュラムやキャンパスがどうなるのかわからない」と不安に考える受験生も多くみられている。
【神谷香央里】
▽ゲル」が中庭に登場 モンゴル語の専攻企画
「何か教科書で見たような…」。大阪外大で行われたオープンキャンパスに、モンゴルの家屋「ゲル」が登場した。中庭に建ったゲルは、モンゴル語専攻の説明会場。英語科志望の高校生も「つい入ってしまった」ほどの存在感を示した。
ゲルの周りには写真が展示されたほか、中ではスーテイツァイ(乳茶)のふるまいも。ゲルを訪れた高校生や保護者らは、ツァイを片手に専攻の説明を受けていた。
「印象に残すのが大事」と、企画を行ったモンゴル語専攻の今岡良子助教授。志望の際に初めからモンゴル語を選ぶ学生は少ない、という状況をふまえ、「授業の説明だけでなく文化の紹介も」と今回の企画を思い立ったという。説明会を訪れる学生数や、資料のはけ具合も例年以上といい、「100部刷った資料がもう20に。こんなことは初めて」と盛況ぶりに顔をほころばせた。
客をゲルに招き歓迎する文化があるモンゴルでは、夜も鍵をかけないほど。今岡助教授は、「(阪大と統合すれば)外大として入学する最後のモンゴル語の学生になる。(学生を)ウェルカムしたい」と思いを話す。説明を受けていた高校生からは、「草原っていいなあと思った」と思いをはせる人も。鍵こそかかっていなくとも「狭き門」を通っていく受験生らに、「外大らしさ」をアピールできた様子だった。
【入江敦央】