●外大討論会
南田副学長「統合問題学生向け説明会をするよう企画」
間谷祭で13日に行われた外大討論会。昨年は阪大との統合の可能性が議論されたが、3回目となる今年は、小山郷さん(スワヒリ語・3年)が代表を務める「外大がんばろう会」が主催となり、外大生254人に対し事前に実施したアンケートで、特に関心の高かったトピックを中心に議論された。
主なトピックは、「休学期間も授業料を払うことになること」について、「自動車及びバイクによる通学の原則禁止」について、「学生が知るべき情報を大学が十分に説明していないのではないかということ」についての3つ。その中でも、休学中の授業料納付の議題について回答を担当した南田みどり・副学長兼教育推進室長は「授業料」を「在籍管理料」と言い直し、大学の財政基盤が不安定なため、在籍管理料の徴収について話し合ったことは事実だと認めた。しかし在学生や入学希望者への周知期間などを考慮し、徴収しないという結論に至ったという。これに対し学生側のパネリスト、藤谷久美子さん(アラビア語・4年)は「周知期間があれば施行されるのか」と指摘。南田先生は「可能性ゼロとは言えない」と答えた。
また全トピックにおいて、大学側は「学生の意見を集約できる組織」を作ることに前向きな姿勢を見せた。昨年の外大討論会でも学生組織の立ち上げが話題に上り、是永学長は「やってくれたらいい」と考えを示していた。しかし「作った先がどうなるか見えていなかった」と小山さんが言うように、1年間、この話は大きな進展を見せていなかった。一方、今年は「いいですね、の先が見えている」と手応えを感じた小山さん。組織作りには意欲を見せる。
討論会には20人弱の学生が参加したが、3トピックに加え阪大の統合問題への関心は高く、最初のトピックに対する質疑応答の時間から統合問題について聞きたいとせかす学生の姿もあった。別の用事で退出時間の迫った南田先生は、統合問題に関する学生向けの説明会を開催する用意があることを慌ただしく伝えた。「説明会をするよう理事会に企画します」と話すと会場からは拍手が起こった。
●インターナショナルプロポーズ
ゲストの吉本芸人に大盛り上がり
よしもと&チケットぴあの共同企画「夢の学園祭2005」でグランプリを獲得した「インターナショナルプロポーズ」。イベントは13日午前11時からD棟大講義室で行われた。
企画者挨拶の後、前半30分はゲストの笑い飯、ケンドーコバヤシ、ザ・プラン9が順番にステージで漫才。ザ・プラン9は、古今東西ゲームを行い、その中でアフリカの国を題に、何か国もの国名を言い続け、外大を意識したネタを披露した。
後半はケンドーコバヤシを司会に企画を実施。これは笑い飯、ザ・プラン9、学生の3チームが留学生の女の子をそれぞれの母国語で口説くというもの。解答者はその言葉の意味を知らず、観客だけがパネルで意味を知ることができる。しかし観客側に見せたパネルが透け、解答者にも見えてしまうハプニングが起き、解答者は総ツッコミ。
問題出題者はブルガリア、モンゴル、イタリアからの留学生が務めた。中でもモンゴル、イタリアの口説き文句については発音が難しく、解答者は慣れない言語の発音を何度か確認するシーンもあった。
企画後、ブルガリア人のポリーさんは「ブルガリアにはこんなイベントがないから楽しかった」と話した。
大阪外大ではめったに会う機会のない吉本芸人の来場に、会場は大盛り上がりだった。
●ロシア語劇
間谷祭2日目のトップを飾ったのはロシア語劇。毎年大作を発表しているだけに、会場は朝一番にも関わらず、たくさんの観客がつめかけた。
今回ロシア語劇が選んだ作品は「バリザミノフの結婚」。結婚相手を探している、貧乏でさえない主人公・バリザミノフが家族や隣人を巻き込んで騒動を起こすドタバタコメディだ。主人公が「バカ」なら、彼を取り巻くのも個性の強い人たち。舞台で繰り広げられる結婚騒動に観客の笑いは絶えなかった。
終演後、スタッフたちは抱き合って今年の語劇の成功を喜んだ。「みんな120%の力を出してすることができた」とスタッフの渡辺真一さんは劇を評価する。「春公演が良かったからみんな来てくれたと思う。来なかった人は人生の半分を損している」とまで言える今年のロシア語劇。こだわったところは、もちろん「情熱」だ。
●中国語劇
中国語劇が上演したのは、一人の女性の愛をめぐる心の旅を描いた物語。タイトルにある「風船ゲーム」とは、男女が風船を挟み、抱き合って風船を割るというゲームだ。初恋の人を忘れられず、空気恋人という偶像の恋人を作り出している三十路を過ぎた独身女性の蘇亜が、彼女の周りにいる世代の違うルームメイトたちの恋愛模様を通じて少しずつ成長していく。蘇亜自身が、若い友人たちの率直な言葉を受けて自分の中で長い間縛ってきた思いを破裂させていき、最終的に愛に辿り着くという「風船ゲーム」をしている。
演出の稲次美穂さん(3年)は、キャストの突然の降板などさまざまなトラブルを抱えて、本番間近に自らキャストとして出演することになった。劇後に「演出として、劇の出来は100点満点で135点。中国語劇を見て会場から出た見知らぬお客さんから、良かったと次々と言ってくれて、嬉しかった。これだけの人数が、一つのことをやりとげることは最後だと思うので、成功してしみじみした」と満足している様子だった。監督の若尾麻衣さん(3年)は「1ヶ月半、いろんなことがあって大変だったけれども、この瞬間を感じるためにみんなで頑張ってこれてよかった」と劇後の感動を語劇団員と共有した。トラブルはあったものの、最終的に劇は成功。団員それぞれが感動し、一つのものを作り上げる喜びをかみしめていた。