「笑いはどこでも同じ」 世界で落語を上演
桂小春団治講演会
     間谷祭最終日の11月14日、大学会館2階集会室で落語家の桂小春団治さんによる講演会が行われた。海外で落語公演を行うようになった経緯が話された後は実際に落語も披露され、会場は大いに沸いた。

     桂さんはイギリスや韓国、トルコなど海外で落語公演をしている「国際派」。落語は字幕を用いて行っている。「(海外の)コメディ映画は字幕でも笑っている。かたことでするより字幕でしたほうが良いのではないか」と考えたことがきっかけだという。
     海外公演は5年ほど前、イギリスのエジンバラフェスティバルから始まった。講演では、このフェスティバルに参加するための苦労話や、落語を海外で披露した感想などが語られた。毎日10人ほどしかいなかった観客が、フェスティバルの最終日には会場に借りた教会がいっぱいになったという。「笑いに関してはどこでやっても同じように返ってくる」と桂さん。実際に字幕を用いて行われた落語『お玉牛』は、人気者のお玉の家にある男が夜這いするが、替え玉に牛がいたという話で、何人もの人物を演じ分けたり、手ぬぐいや扇子を使ってパントマイムする「落語家」に観客は笑い、見とれていた。
     講演後、桂さんは「日本では字幕を見ないのがほとんど。でも外大生はどうやって訳されているか気にして字幕も見ていた」と外大生の反応に感心した様子で話した。また「次はアフリカとか中国とかに行ってみたい」と「反応が読めない」という国にも意欲的に公演をする意志を見せた。

    【新川佳那恵】




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