ハプニングも吹き飛ばし熱演
イタリア語劇
     3番手のイタリア語劇は、去年の喜劇から一転して悲劇を上演した。シチリアの田舎町を舞台にした「カヴァレリア・ルスティカーナ」だ。字幕の不具合で開幕が遅れるというハプニングがあったが、始まってからは登場人物全員が熱のこもった演技を見せた。
     物語は村娘サントゥッツァが婚約者トゥリッドゥを訪ねてくるところから始まる。サントゥッツアはトゥリッドゥを真剣に愛しているが、トゥリッドゥはかつての恋人で馬車屋のアルフィオの妻ローラのもとへ通いつめている。それを知ったサントゥッツァは激怒し、トゥリッドゥに詰め寄るが、彼は冷淡に彼女を振り払ってローラのもとへ行ってしまう。やがて取り返しのつかない悲劇が幕を開ける。
     演出の坂田倫規さん(2年)は練習を振り返って「2週間は早かった」と一言もらした。「みんな健康で頑張ってこれたことはよかった」と語るが、よくなかった点を問われて「字幕ですね」と即答。やはり開幕前のハプニングは玉に傷となってしまったようだ。苦笑いしながら「年代が違うと誰がいるのかわからない。来年は来年のやり方でお願いします」と次世代にメッセージを送った。

    【上田七絵】




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