神話を現代風にアレンジ 東京の大使館から来賓も
スウェーデン語劇
     美女と野獣、ではなく「美女になった野獣」。スウェーデン語が演じたのは、神の 国アースガルズと巨人の国ヨトゥンヘイムを舞台とするメジャーな北欧神話だ。現代 風にアレンジし、登場人物のしぐさに笑いを取り入れるなどしてドタバタ劇風に仕上 げた。
     ある夜、すきあらば神の国をのっとろうとする巨人の国の王・スリュムによって、 雷神トールが持つ最強の武器である槌・ミョルニルが盗まれてしまった!スリュムは、 ミョルニルと引き換えに愛と美の女神フレイヤを妻にと望むが、フレイヤは頑として 受け入れない。そこでほかの神が提案した。トールがフレイヤに変装して行ったらど うだろう?
     かくして半ば無理やりに「美女」にされた「野獣」もとい雷神トール。巨人の国へ 乗り込んだものの、つい怒鳴ってしまったり、祝宴で大食らいぶりを見せてしまった りと、やはり楚々とした「美女」になるのには厳しいものがあるようだ。それがまた 客席の笑いを誘う。
     それでもなんとかミョルニルを取り戻し、最後に腹いせとばかり大暴れしてから、 トールは無事にアースガルズへ戻ったのだった。
     「緊張してたけど、必死になってやった」と話すのは代表の吉川真奈美さん(2年) 。堂々と雷神トールを演じるさまからは緊張など感じられなかったが、それも「去年、 上回生がやっているのを見てずっとやりたいと思っていた。気持ちは満を持していた」 というほどのやる気で臨んでいたからだろう。
     2年生を中心として作り上げた劇。現代口語にアレンジしたため、2年生でやること で学習面の効果も大きい。「でっかいことをできるのが楽しかった」と、満足そうな 表情を見せた。
     また、ネイティブの講師の招待で、東京のスウェーデン大使館から2人の来賓が観 劇。終演後には、劇の出来栄えを誉めて学生たちと笑顔で会話を交わしていた。

    【小林朋子】




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