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イタリア語劇
軽快な音楽のリズムに合わせて幕が開き、物語は始まった。主人公は結婚式前のカップル、ルイージとフランチスカ。舞台は何種類もの服が置かれた衣装部屋だ。そこで突然、ルイージが誰かに銃殺されてしまう。その犯人を探し当てるというコメディー風のサスペンス。 デザイナーでもあるフランチスカや彼女の顧客たちは見えない殺人者に怯え、また互いを疑う。たっぷりとしたフリルの、ピンク色のドレスを着た女装警官が謎解きを試みるがどうもあと一歩、腑に落ちない。やがて妻のフランチスカが狂ったように笑い出し――結局、夫と別れたい女性のために殺人を行う会社を設立した彼女が、真犯人だったのだ。最後にはフランチスカお手製の菓子爆弾で彼女以外はみんな死んでしまうという悲劇的な結末だったが、随所に盛り込まれた笑いを取る場面のおかげで、コメディー風の色合いが印象に残る仕上がりとなった。 冒頭から登場人物が舞台に現われないなどのハプニングも起こり、終演後山崎さんは「ボロボロです」と苦笑い。「バイトやサークルで忙しいメンバーが多く、直前まで全員がそろわなかった」という。それでも、語劇にはメリットが多いと考える。「語科内で集まれるきっかけであり場所。それがなくなると縦のつながりがなくなってしまう」。 もちろん学ぶことも多い。今回の作品には社会風刺が込められており「カトリックでは離婚が禁止されていた、などと勉強になった」とのこと。「死体や昏睡などあまり使わない言葉が多かったけど、面白かった」、授業にはない面白さが存分に味わえるのも、劇のなせる技だ。 【小林朋子】 このページのトップへ 大阪外大新聞トップページに戻る。 ご意見・ご感想は こちらまで。 記事の無断転載を禁じます(c)大阪外大ニュース編集部 |