「マッチ売りの桃太郎」を上演
デンマーク語劇
    「昔々あるところにおじいさんとおばあさんが・・・」から始まる日本の代表的な昔話「桃太郎」と、デンマークの童話作家アンデルセンの「マッチ売りの少女」。この2つの物語をうまく合わせたコメディ「マッチ売りの桃太郎」を上演したのはデンマーク語劇だ。
     客席の笑い声が絶えなかった理由はたくさんある。字幕が関西弁だったのも笑いを誘った。また力を入れたという演出は、場面とミスマッチした音楽を入れることでさらに客席を盛り上げた。それになんといっても登場人物のキャラクターだろう。きびだんごをあげたことで、来るなと言ってもついて来るイヌ、トリにサル。しかし彼らの知恵で退治できた鬼。そして鬼と一緒に退治される桃太郎。「たいしたことないな」とばかりに、ふらふらしながら決め台詞を言う桃太郎だが、鬼は実は人間(バイキング)だった。そんなバイキングを助けた、劇中によく登場する謎の男。これら個性的な登場人物に、「満員御礼」が出されるほど集まった大勢の観客は何度も笑い声を上げた。そして謎の男の正体は、なんとアンデルセン!物語は、このアンデルセンの夢だったというオチで終わりを迎える。
     「緊張したけど、笑ってくれたので嬉しかったです」と、代表で桃太郎役も演じた加藤草平さん。「最後にやる気を出してくれて、まとまることができた」と100点満点中100点をつけた、成功の要因を笑顔で語ってくれた。

    【新川佳那恵】




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