▼イタリア語

「一番大切な人は・・・」 軽快に演じる

 「みんなで楽しくやることができて本当によかった」責任者の志田円さん(イタリア語・3年)が劇の直後、まず話したことだった。事前取材でも、「語劇を楽しみ、刺激しあえる場所としたい」と言っていたイタリア語科らしいコメントだった。
 今回、イタリア語科がとりくんだのは「マルコルファ」。19世紀のイタリアを舞台に繰り広げられるコメディで、ある侯爵に仕えるさえない中年の召使い、マルコルファが宝くじで大金を当てたことをきっかけに事件は始まる。その大金を巡って、周りの男達が次々と彼女に婚約を申し込むことで、男達同士やその彼女らも含めて争いが膨らんでいくことになる。結局、その宝くじは勘違いであることがわかり、それぞれが自分にとって一番大切な人が誰かを知って舞台は終わる。
 人間関係が絡み合い、いがみあって、結局は元通りに収まっていく様を、軽妙な動きや、舞台上でのしかけなどを使って軽快に演じた。また、芝居の雰囲気に合わせるために3回書き直したという字幕をはじめとして、細部まで丁寧に作り込まれていた。

 「劇自体が難しく、時間もなかったので詰め込めなかった。また、劇を作っていくノウハウがわからず苦労した」(野村雅夫さん・大学院・2年)と苦労も多かったという。しかし、「みんなでわいわい作っていくことができ、楽しかった」(柴田幹太さん・イタリア語・4年)、「先輩たちが楽しませてくれていたので、緊張せずに出来た」(寺田灯里さん・イタリア語・1年)というように、「楽しくやる」という目標を守り、助け合って作品を完成させていった。


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