学生へ帰国勧告の措置はとらず
SARS再流行に備え情報は収集 大学側
     今春、中国を中心に猛威をふるった重症急性呼吸器症候群(SARS)。この冬初めての感染者が12月に台湾で確認されて以来、大外大でも学内の電子掲示板で情報を提供するなどの対応をとっている。1月14日の時点では、留学中の学生に帰国を促すなどの措置はとっていないという。【1月14日 大阪外大新聞=UNN】

     大学側によると、11月に厚労省などからSARSに関する通達を受け取り、それをもとに大学のホームページ(http://www.osaka-gaidai.ac.jp/sars01.html)や電子掲示板の情報を更新。その後もニュースや厚生労働、外務、文部科学など各省庁のホームページを常にチェックするなどして情報収集に努めているという。
     現時点ではWHOなどによる渡航禁止区域等が設定されていないため、渡航中の学生を把握する作業は行っていない。また、設定された場合でも大学側は状況把握を行った上で前回のように「帰国するかどうかは学生の判断に任せる」可能性が大きいとのこと。こういった緊急事態に対処するための明確なマニュアルは作成されていないというが、最終的な判断は学内組織の危機管理対策室(室長・是永駿学長)が導くことになっている。

     大学が状況把握を行う際、頼りにするのは学生課に提出される「海外渡航届」。学生が留学や旅行の目的で海外へ行く時に提出しなければならない書類だ。学生課ではもちろん「みなさんに出してもらっていると思っている」が、現状はどうか分からない。「万が一のことがあったとき、お互いのためになるので」と学生課は電子掲示板を通じて必ず提出するよう呼びかけている。
     また、専攻・専攻語の各教官を通じて学生の情報収集を図ることも計画中で、春休みに入るまでに整えたいとしている。

    【小林朋子】





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