「人がたくさん集まって嬉しかった」。準備の段取りがうまくいかずに当日バタバタするなど反省点もあったが、現地NGOからパネリストを呼ぶという初めての試みが無事に終わって、日西さんはほっとした表情を見せた。 日西さんが「パレスチナ・オリーブ」に参加したのは昨年の2月頃。もともと環境問題には関心があり、2000年に大阪で同NGOが販売しているオリーブ油を見かけたのがきっかけだった。その後「会わないと人柄とかがわからない」と、事務所のある仙台に出向いて代表の皆川万葉さんと話をし、協力することになったという。 「パレスチナ・オリーブ」が行っている主な活動は、パレスチナ北部のNGO「ガリラヤのシンディアナ」とのフェアトレード。現地で作られたオリーブ油や石けんを輸入し、日本で販売している。日西さんは商品を店舗に置いてもらうよう営業に行ったり、関西で行われるパレスチナ関係の講演会へ販売しに行ったりしている。「ビジネス的なことには興味があるので楽しい。大阪市内や京都でも販売したい」と日西さんは意欲を見せる。 しかし、関西で活動しているのは日西さん1人。「手伝ってくれる人がほしい」。NGO関係で知り合った人の中には大外大や東外大出身の人も多いという。「語学や現地に詳しい人には興味を持ってほしいし、その中にはNGOなどを通して世界とつながりたいと思う人もきっといる」と、こういった活動に外大生が参加することを期待する。 今回の講演会を含む来日スケジュールの中で、サーミヤさんとハダスさんが日西さんの家に泊まる機会があった。イスラエルでの兵役拒否を取り上げたテレビ番組を見て話し合うなどして「遠いパレスチナを身近に感じられた。生の声を聴く大事さを改めて感じた」といい経験をした様子。講演会当日は聴衆から野次が飛んだ場面もあり「主旨が誤解されなかったか心配」と、不安をぬぐい切れない部分もあるが「講演会がきっかけになって活動の輪が広がれば」とあくまで積極的。講演内容を本にする計画もあるそうだ。 最後に、大外大生へ向けて「語学ばかりではつまらないと思う。NGOなどは勉強になるし、色々なグループがあるのでぜひ参加してほしい」と、大学の中だけにとどまらない活動を求めるメッセージをくれた。 「パレスチナ・オリーブ」ホームページ http://www5a.biglobe.ne.jp/~polive/ このページのトップへ ご意見・ご感想は こちらまで。 記事の無断転載を禁じます(c)大阪外大ニュース編集部 |