会場の本部棟4階会議室では、受付で胸元に名札を付けた両学生が、専攻地域ごとにあらかじめ分けられた9つのテーブルを囲むかたちで対面した。互いにはにかみながらも、限られた時間を無駄にしまいと、開会前から会話が弾む。 杉本孝司副学長の挨拶の後、留学生と日本人学生の双方の代表が英語と日本語でスピーチを披露。オーストラリアからの留学生、モニカさんは「一方通行では文化交流と言えない」と語り、この会へ言葉をそえる。また、専攻しているタイ語でもスピーチを披露した前田さとこさん(タイ語・2年)は「一緒に遊びに行ける友達ができれば」と期待を託した。 午後6時40分ごろ「乾杯」の音頭で正式に交流会が始まり、寿司、焼きそば、サンドイッチなどが用意されたテーブルの上を言葉が飛びかう。友人をつれだった外大生が留学生に近づき、初対面同士であるものの、音楽や、文学といった世界共通の話題でコミュニケーションをはかる快活な声が響く。 交流会を主催している留学生課の今井京子さんは「留学生も外大生も、語学を勉強したいという思いは同じではないか」と話し、互いの学生にとって最も身近な異文化である留学生との繋がりの強化を指摘。「交流の機会が少ない」として、毎年6月と11月に開催されており、20回目の今回は、日本人学生、留学生各100人の募集に対し、日本人学生は募集枠を超える申し込みがあったという。 参加した日本人学生(ハンガリー語・1年)は「とても楽しかった。まだ1年だから専攻語でうまくはなせなかったけど」と話す。留学生も「こんなに多くの日本人学生と同じ空間にいたのは初めて」と交流会を楽しんだ様子だった。 この空間を最大限に利用して「英語のいい練習になった」と話す外大生もいる一方で、「全然知らない留学生といきなり話すのは難しい」と話す学生(フランス語・1年)もおり、必ずしも円滑なコミュニケーションが行なわれたわけではないようだった。交流会は午後7時30ごろに終了し、両学生が一緒にテーブルや椅子を片づける姿が見られた。
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