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アフリカ編「世界のことばとくらし」開催
この企画は、子どもたちに体験活動の機会を与えようという文科省(元文部省)の「全国子どもプラン」を受けたもの。大外大では2000年4月から地域の小中学生に大学の研究を公開しており、ベトナム、モンゴルに続いて今回が3回目。アフリカの中でもスワヒリ語を使用している地域の文化を紹介した。 竹村景子助教授(スワヒリ語専攻)が司会進行をつとめ、「ことば教室」やアフリカの伝統楽器「イリンバ」の演奏があった。参加者は小中学生とその保護者が多く、子供たちの元気な声が会場内を終始賑やかな雰囲気にしていた。 イリンバを演奏したのは、今年大外大スワヒリ語専攻を卒業したサカキマンゴーさん。日本では「親指ピアノ」とも呼ばれるイリンバの音色を、歩きながら披露。参加者は、サカキさんの手元をのぞき込んだりして聴き入っていた。また、演奏をBGMに学生らがアフリカの民族衣装を身に付け、会場内を周回。ちょっとしたファッションショーの様相をみせた。 続いてアフリカ文化の実体験。サカキさんが小さいイリンバ作りを、名古屋から来られた山下哲司さんがきりんの切り貼り絵作りを指導した。 小野原から来たという男性と2人の子供は、イリンバを作りたくて来たと言う。「大学を地域に広げるべきときなので、こういう催しはいいと思う」と男性。 「きんたろうあめ状態の日本にあって、いろんな考え方などに触れられることは大切」とも。すでに次回にも申し込んだそうだ。 そして、アフリカの主食「ウガリ」作り。出来上がった白い団子のようなものを、「ムチュジ」というシチューにつけて右手だけで食べる。子供たちからは「パサパサで生みたい」「あんまりおいしくない」と消極的な声が。 大外大の職員からこの企画を教えてもらったという男性は、子供2人とともにイリンバ作りを楽しんだよう。食事では「手で食べるのは貴重な体験」としながらも、ウガリについては「ほとんど味がない。仕方ないけど」と苦笑いした。 閉会後、子供たちは自作のイリンバを手に笑顔で帰っていった。竹村助教授は「みんな一生懸命にやっていたし、成功したと思う。ほっとした」と感想を話す。ウガリ作りをしたことについて「最初はシチューも出さない予定だった。質素なものを食べているアフリカの状況を知るために、ウガリは絶対食べてもらいたかった」とその意図を示した。 他の学生とともに手伝った那須野喜子さん(スワヒリ語・2年)は「子供が先入観のないうちにアフリカを知ったということが嬉しい」と話す。しかし「アフリカというと、サバンナのイメージが強い。緑もあると言ったら子供は驚いていた」と情報量の少なさを思い知りもした。「これから私たちが本当のアフリカを伝えていきたい」と意欲をみせる。 イリンバを演奏したサカキさんは「生の音楽を聴く機会が少ないと思うので、イリンバのような、自分ひとりでも気軽に楽しめる楽器がそばにあるといい」とその魅力を話す。イリンバを習いたいという人に教える活動もしているそうだ。 11月25日には、この企画の第4回が行われる。スペイン文化を扱う予定。 【小林朋子】 このページのトップへ 大阪外大新聞トップページに戻る。 ご意見・ご感想は こちらまで。 記事の無断転載を禁じます(c)大阪外大ニュース編集部 |