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【硬式野球部】5年ぶりの優勝逃す

出稿日:2017年3月25日

 悲願の優勝まであと1勝——。10月21日に行われた最終節の立命館大戦で先勝し、5年ぶりのリーグ優勝に王手を懸けた硬式野球部。しかしその後は2連敗し、栄冠には一歩届かなかった。

 硬式野球部は2014年の春から4季連続、6チーム中5位と低迷していたが、今年は春秋ともに最終節まで優勝争いに絡むなど奮闘した。

 秋季リーグ戦は同志社大、立命、関西大の3チームが優勝の可能性を残したまま最終節を迎えた。

 伝統の同立戦の1回戦、同志社は序盤に4番井手隼斗(スポ健・4年)と1番辻(商・2年)の適時打で2点を奪う。その後は平尾奎太(法・4年)、福島孝輔(法・2年)、平尾拓也(経済・3年)の3投手が力投。立命打線を1点に封じて勝利を収め、5年間遠ざかっていたリーグ優勝まであと1勝に迫った。

 勝てば優勝が決まる2回戦、同志社は初戦の勢いから先制点を奪うも、暴投や失策などで失点。逆転負けを喫す。白水健太主将(スポ健・4年)は「ここまできたら気持ちの勝負」と気を引き締めた。

 後がない状態で迎えた3回戦では、両チームの意地が激突した。再三走者を出すも、平尾奎と立命の東克樹(3年)の両投手が熱投。ピンチを抑えるたびに両軍から歓声が上がり、スコアボードには0が並ぶ。勝負が決したのは延長10回裏。同志社は失策から一死三塁のピンチを招くと、立命の1番早田宏規(3年)に右翼線へ犠飛を放たれてサヨナラ負け。悲鳴と歓声が沸き起こった。打たれた同志社の福島は膝から崩れ落ち、サヨナラ打を放った早田は涙をこぼした。意地の決戦は立命に軍配が上がり、同志社は5年ぶりの栄冠を逃した。

 優勝は逃したものの、チーム打率と防御率は共にリーグ2位。春はチーム防御率2.81と奮わなかった投手陣が、今シーズンは1.70を記録し、成長を結果で示した。澁谷卓弥監督は「全員やるべきことはやってくれた。特にピッチャーは、(同立戦の)3戦で4点しか取られていない。春からの成長に期待する」と目頭を熱くした。

 打率トップ10に5人がランクイン、ベストナインに5人が選ばれ、チーム力の高さを示した。リーグ2位の防御率1.38を記録し、チーム最多の4勝を挙げた平尾奎と捕手の山岸(法・3年)がバッテリーでベストナインを獲得。リーグ2位の打率.375を残した福原健太(政策・2年)と、リーグ4位の打率.361を記録した平山拓磨(社会・3年)は共に初のベストナインに輝いた。

 就任2年目にして、優勝争いができるチームを作り上げた澁谷監督は「昨年はホップで、今年はステップの年。来年はジャンプできるようにしたい」と先を見据えた。「熱く泥くさく」をスローガンに掲げ、投打ともに力をつけた硬式野球部。涙を飲んだ悔しさを胸に、優勝への思いは来季へ託された。             【富山陽色】