【11・12月号掲載】秋の自然観察会 京大ウィークスの一環

 京都大は10月5日から11月10日を「京大ウィークス2019」とし、日本各地にある京大の教育研究施設を市民に公開するイベントを催した。公開されたのは13道府県の計25施設。京大CLOCKは、フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地(北区)で行われた秋の自然観察会を取材した。 

 上賀茂試験地は11月9日、「京大ウィークス2019」の関連イベントとして秋の自然観察会を開催した。事前に参加希望者を募り、抽選で決まった37人が参加した。

 参加者は三つの班に分かれ、全長約2㌔の自然観察コースを3時間ほどかけて一周した。コースには天然のヒノキ林や外国産のマツの林があり、他にもコナラやクスノキなど多様な植物を見ることができる。

 各班に教授や技術職員が同行し、参加者に植物の種類や特徴を説明した。日陰に生息する植物が、少ない日光を効率よく受け取るために葉を互い違いに生やすといった、植物が自力で生き残るための工夫も解説した。参加者はメモを取りながら解説を聞いた。実際に植物の葉や幹に触ったり、傷を付けた部分が黒く残るタラヨウの葉に文字を書いたりする場面もあった。

 参加者の男性は「何気なく見ている植物の葉や枝の付き方が、生き方や成長戦略を反映していることを理解できた」と話した。

 上賀茂試験地は1926年に設置され、49年に現在地に移転。自然観察会は2000年以降、年に2回ほど開いている。今年は5月11日にも実施した。

【大林嵩幸】

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