昨季、関西学生野球連盟秋季リーグ戦で首位打者とベストナインのタイトルを獲得した京大の北野嘉一主将(3年)。打率は4割5厘。京大勢が8年ぶりに首位打者のタイトルを獲得した。

「夏に好調ではなく、悔しい思いをしたので、バッティングフォームを細かく見直し、秋に向けて挽回を図った」と首位打者獲得の理由を振り返った。さらに「試合前に対戦相手のデータや動画を見て研究し、ピッチャーとのタイミングを合わせるようにしていた」と話した。「ベストナインを獲得し、チームのリーグ優勝に貢献したい」と主将としての目標も見据える。

 アウトになりそうな打球でも塁まで全力で走るなど、「当たり前のことを当たり前にやろう」と普段の練習から声掛けを行い、プレーでも行動でもチームの軸となっている。今季、北野主将を軸に目標のリーグ優勝を目指す。【浅田唯】

[おことわり]

この記事では学生の学年を、3月までの学年で表記しています。

打席に立つ北野嘉一主将(提供写真)