バウムクーヘンを開発した学生ら(撮影=川村仁乃)

プチキャトル3種類(撮影=川村仁乃)

京都橘大現代ビジネス学部の木下達文教授のゼミ生15人がオリジナルのバウムクーヘン「ありがとうバウムパッケージ」を開発した。カステラやバウムクーヘンを製造販売する洋菓子店「 NIJU—MARU KYOTO(ニジュウマル京都)」(京都市山科区)と共同で取り組んだ。開発のコンセプトは「普段なかなか感謝の気持ちを伝えられない人への贈り物のツール」。バウムクーヘンから連想される木の年輪には「長いご縁」の意味があるという。

 「ありがとうバウムパッケージ」は3種類のプチキャトルが入っている。プチキャトルは一つで四つの味が楽しめるバウムクーヘン。ほうじ茶やゴマなど和の食材を取り入れた「プチキャトルTACHIBANA」がおすすめだという。

 木下ゼミは毎年商品開発に取り組んでいる。バウムクーヘンの開発は、商品開発、パッケージデザイン、広報の三つのチームに分かれ、2019年4月から取り組んできた。商品開発では、企業からおもしろいと言ってもらえたものの、日持ちの問題や商品化の難しさから採用に至らず、何度も提案や試食会を重ねた。 広報は宣伝の仕方を一から考えた。商品ができるまではインスタグラムとツイッターで開発の様子を発信。商品をどのような人に届けたいのかを伝えるため、「ありがとう」を伝える場面をテーマに動画も制作した。

 商品開発チームのリーダー、南侑希さん(4年)は「実現性にとらわれず、たくさん意見を出すことで新しいアイデアが生まれると学んだ」と振り返る。パッケージデザインを担当した川口英恵さん(4年)は「商品を手にする人のことを想像して作ることが大事」と話した。

 「ありがとうバウムパッケージ」(税込み1170円)とプチキャトル単品(税込み340円)はニジュウマル京都で12月6日から販売している。同大のキャンパス内の売店でも「ありがとうバウムパッケージ」を限定100個で販売した。【川村仁乃】