学生が制作したポスター(提供=近畿大)

 近畿大経営学部の古殿幸雄教授(ファジィシステム理論)のゼミ生3人が、エイコー食品(門真市)の「極光(きわひかり)納豆キャッチフレーズ募集Twitterキャンペーン」を企画した。チラシやウェブサイトの制作も行い、会員制交流サイト(SNS)を活用した商品キャンペーンの方法を実践的かつ総合的に学ぶ。

 近大の産学連携の中心的組織、リエゾンセンターにエイコー食品が広報活動を相談したことがきっかけ。主力商品、極光納豆の若者の認知度を上げるキャンペーンをしたいというエイコー食品の思いを受け、学生が内容を考えた。

 学内の食堂で試食会をする案も出たが、より広い範囲で展開しようとSNSを活用することにした。ターゲットが若者のため、若者の利用率が高いツイッターを選んだという。

 古殿ゼミではビジネスプランを考えたり、経営の課題解決を学んだりしている。古殿教授は「ツイートが何件投稿されるかという実際のデータが得られたり、チームで動くことを学べたりする貴重な機会だ。学生には卒業論文に活かしてほしい」と話した。

 キャンペーンの期間は11月1日から来年の1月31日まで。応募方法は公式ツイッターアカウント(@Eiko_Shokuhin)をフォローし、「  #(ハッシュタグ)エイコー極光」をつけて、考えたキャッチフレーズを投稿するだけで完了。最優秀者には極光納豆1年分が送られる。【川村仁乃】