タピオカミルクティーの部屋の模型(提供=矢野千晶さん)

 矢野千晶さん(京都造形芸術大・2年)が、タピオカミルクティーをモチーフにした部屋をデザインした。タピオカミルクティーをダイレクトに表現し、若い世代や女性をターゲットにしている。

 矢野さんは「見てすぐにタピオカミルクティーだと分かるように心掛けた」と話す。部屋の壁や床をミルクティーの色に統一し、壁に取り付けた黒色の丸いフックと、床に配置したクッションでタピオカを表現。赤い円筒形のルームライトは赤いストローをイメージしている。

 京都造形芸術大と賃貸住宅管理会社の長栄(京都府京都市)が運営するリフォームプロジェクト「StamP!‐スタンプ‐」の一環で考案した。プロジェクトでは同大の学生が「自分たちが住みたいと思う部屋」をテーマに賃貸マンションの室内のリフォームプランを考え、優秀作品を長栄が実際に施工する。

 今回が2回目の参加だった矢野さんは、優秀作品は毎回、施工しやすく万人受けするものが採用されていると感じていた。「誰にでもできそうなデザインではなく、ぱっと目を引くようなデザインがしたい」とタピオカミルクティーをモチーフに選んだ。【川村仁乃】