【1月号掲載】大工大生 自販機デザイン コカ・コーラが評価

大阪工業大空間デザイン学科の3年生が、授業の一環でコカ・コーラの自動販売機をデザインした。コカ・コーラから最優秀賞に選ばれた青木優里香さんの作品「新しい世界」が、梅田キャンパスで自販機に採用される。
青木さんの作品は水色を基調にし、人が中に入っているコカ・コーラの瓶を大学に見立てたデザイン。大学に入り、見識が広がることで未来の選択肢が増えるというキャッチコピー「せかいが、ひろがる。みらいが、ひらける。」が入っている。
インテリアデザイン分野の演習授業を受講する40人が、自販機のデザインに取り組んだ。教員が選んだ、最終発表会にエントリーした21作品の中からコカ・コーラが最優秀賞などを選定した。
評価の基準はインテリア性、個性、時代性、独自性。青木さんの作品は自販機の中に新たな世界を展開していることが大学を想起させ、また梅田キャンパスの環境とマッチしていたという。
授業を担当した横山広充講師は、「学生のデザインが実現したり、企業に評価してもらえたりする機会は少ない」と話す。「学生は良い意味で緊張感を持ち、『誰のためのデザインであるか』ということを考え演習に取り組めたと感じた」と振り返った。【下島奈菜恵】
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