堀之内優介さん作の絵馬(撮影=山本瑞稀)

 大阪学院大の学生が制作した巨大絵馬が天神橋三丁目商店街(大阪市北区)のアーケードに飾られている。2枚4面の絵馬は、縦約1・5㍍、横約2・2㍍で、いずれも2019年の干支(えと)にちなみイノシシがモチーフだ。

 絵馬制作は毎年行われていて、今回で8回目。鏡餅をかたどったイノシシや、イノシシとともに富士山や日の出が描かれたものなど正月らしいデザインが並ぶ。2月中旬ごろまで見られる。

 同大と同商店街振興組合は、絵馬の制作をきっかけに17年から地域連携協定を結んでいる。地域連携協定は商店街の活性化が目的だ。11月に学生からデザインを募集し、20点の応募の中から同組合の役員が四つのデザインを選んだ。

 絵馬を作った1人、堀之内優介さん(同大・2年)は所属するフリーアート部の活動の一環として応募した。絵馬は友人やクラブの後輩に手伝ってもらいながら、約3日かけて完成させた。かわいらしいイノシシを描き、子ども受けを狙ったという。「商店街を通る人々に見てもらえるのはうれしい反面、恥ずかしい」と話した。【山本瑞稀】