【11・12月号掲載】黒豆シフォンケーキを開発

亀岡で同大商学部生ら
同志社大商学部の高橋広行准教授のゼミ生らが京都府亀岡市のケーキ店「ROSETTA(ロゼッタ)」 の新商品「〜光秀!裏切りのオトナ味。〜黒豆しっとりシフォン」を開発した。
開発に携わったのは有志で集まった学生を含む18人。店主の横谷真也さんから、シフォンケーキ店としての認知度を向上させたいという依頼を受けて、昨年9月から今年2月にかけてレシピを考案し、開発に至った。
地元亀岡産の新鮮な朝採れ卵(弁天の里「瑞穂の卵」)を使用することでふわふわに仕上がったシフォンケーキ。糖分控えめで添加物を使用していないため、糖尿病患者まで食べられるという。顧客の体質などに合わせて作られた同店のシフォンケーキの種類は100種類を超える。
また、商品名にも「地元ならでは」が詰まっているという。「〜光秀!裏切りのオトナ味。〜黒豆しっとりシフォン」の「裏切り」は、丹波にゆかりのある明智光秀の世間的イメージと、ごろっとした黒豆の見た目に反し、シフォンのしっとりした食感になじんでいることに由来している。名前の意味を感じながら味わうのも楽しみ方の一つだ。
駅から車で約10分という店の立地条件を考慮し、わざわざ遠くからでも食べに行きたいと思えるようなシフォンケーキを考えることが大変だったという。上原奈津さん(3年)は「大企業とは違った課題や、地域に根ざしたブランディングという視点を学ぶことで、考えの幅を広げることができた。現場に何度も足を運ぶこと、店主の思いを聞くことの大切さを知った。現場起点の考え方を、今後に生かしていきたい」と語った。11月30日まで販売している。【谷健生】
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