環境問題に女子目線でアプローチし、問題解決につながるアクションを提示する「Blue Earth Project(BEP)」。松蔭高校(神戸市灘区)出身の女子学生27人がNPOを結成し、全国の高校にBEPを広めている。
 年間約8校で「BE塾」と題した授業を展開している。今年のテーマは「クールチョイス」。日常生活のさまざまな場面を取り上げ、よりエコにつながる選択は何かを高校生らと考える。
 代表の三宅麻由さんは高校時代、受験を終えた女子生徒を対象に開かれていたBEPに参加。子ども向けにキャンドル教室を開く企画で、ソーラーパネルが付いたキャンドルを並べてドレスに見立て、新エネルギーの可能性を訴えた。
 BE塾の内容を企画するときには、シールを使ったマイボトル作りなど、女子ならではの発想が生まれるという。三宅さんは「BEPが全国の高校に根付くようになればうれしいが、まずはより多くの人に環境問題を身近に感じてもらいたい」と語った。【堀江由香】

宮崎県の高校を訪れBE塾を開いた(提供)