5打数3安打の猛打賞の辰己(21日・皇子山球場で 撮影=守友春菜)

 

◇野球=関西学生 春季リーグ戦第3節2回戦(22日・皇子山球場)
〈立命大7―4関大〉

立命大が関大を下し、早くも勝ち点2を獲得した。

立命大は2回、二死から7番橋本和(2年)が相手の失策で出塁すると、続く8番長澤(3年)が左中間を破る二塁打で先制する。

そして3回、2番福武(2年)が四球で出塁すると、3番辰己(4年)が右翼線への適時二塁打を放ち、相手の失策も絡み1点を追加。また5回、先頭福武の中前安打に続き、辰己の二塁打、そして4番奈良龍(4年)の犠打でランナー福武が本塁に生還。その後も5番大本(3年)、8番長澤の適時安打でこの回計3得点と、関大を突き放す。

しかし6回裏、立命大はミスも絡み、王者関大に一挙4点を許してしまう。1点リードで迎えた8回、1番井上(3年)から福武、辰己と3者連続安打が出て勢いに乗った立命大は、一死満塁から4番森田(2年)、6番三宅(2年)の押し出しの四死球で追加の2点を奪い、勝利へつなげた。

投げては先発坂本、小橋の継投でリードを守り切り今季4勝目を挙げた。【守友春菜】

立命大
011 030 020=7
000 004 000=4
関大
【立】〇坂本、小橋―大本
【関】●濱田駿、巻、高野、肥後、鷲尾、森翔―高橋佑

【試合後のコメント】
▽立命大・後藤監督

「坂本は5回までよかった。6回からは彼の課題。打線は今日は効果的だった。最後1点差に追いつかれていやなところで2点、押し出しではなく、ちゃんと打ってとってくれた。今日は割と積極的に打ってたことと、うまく逆方向にヒットが出てたことがよかった。辰己はヒット出てるが、彼本来のあたりじゃない。まだまだ。逆にチャンスでヒットつながったのはよかった。小橋はアップアップだったのが物足りなかったが、7回ノーアウト三塁を0点に抑えてくれたことや8回はよかった。辰己のところにチャンスが回ってくるので、そこでどんな形であれ、今日みたいに仕事してくれれば3番4番5番に得点してくれないと苦しくなる。そこで点とってもらって打線に火をつけてもらう。」

▽立命大・辰己選手

「集合のミーティングの指示通りやってくれた。勝ち方としては最高。ヒット打たなあかん立場なので、チームが勝てる打撃をしてから100本に。チャンスで残して、帰ってこれるように。課題は打点。今後、しっかり、悔いのないような試合前の準備をしていきたい。」