【3・4月号掲載】【野球】首位、奪還へ
昨年の秋のリーグ戦では3位で終わった近大。他のチームに劣らない攻撃力を持ったチームだ。
昨秋は小深田(4年)が史上27人目のリーグ通算100安打を達成。竹村(2年)や谷川(2年)、佐藤(1年)など下級生の活躍も見られた。
関大と無得点のまま延長15回で引き分けとなった第5節1回戦では、小寺(3年)、横山(3年)が見事な完封リレーで7安打に抑えるなど、投手陣も活躍した。
今季は昨年活躍した投手も多く、攻撃力に期待ができる。走塁や守備にも力を入れ、ピッチャーを中心とした守りの練習も行った。田中秀昌監督は「全員使ってきている選手たち。成長しないと他のチームには勝てない」と語る。
新主将中家(3年)については「1番声が出ていて、明るく配慮ができる。口と背中で引っ張るキャプテン」と田中監督は言う。チームメイトからも「しっかりしている」、「全てにおいて手を抜かず周りを見ることができる」など、支持を得ている。中家は「『元気に、明るく』を心掛けている野球以外でも人として当たり前なことをやっていきたい」と心境を語った。
昨年春の王者近大。今年は「日本一奪回」をスローガンに掲げ、リーグ優勝を目指す。勝負強い近大の野球が今季も期待できる。
【田中春菜】

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